かりる前に検討すべきレンタルサーバの種類と特徴

私自身が初めてレンタルサーバを借りたのはもう15年前くらいになるでしょうか。たった100MB程度のストレージの貧弱なサーバに、手書きで作ったhtmlをアップしてWebサイトを公開していました。そこから時間は経ち、今では色々な選択肢が出てきています。

このページでは、現在検討可能であるレンタルサーバの種類とその特徴をまとめたいと思います。

共有レンタルサーバ

サーバとは、パソコンみたいなものを思い浮かべていただければ良いと思います。

共有レンタルサーバと呼ばれるものでは、一つのサーバを複数の契約者が共有します。

一つのマシンの中の一部のフォルダが契約者に割り当てられるという形式になっているのが特徴です。

共有レンタルサーバのメリット

  1. 比較的安価なので、初めてサーバを契約するという時のハードルは一番低いです
  2. セキュリティの設定や、アップデート等はサーバ管理会社が行うので初心者でも安心です

共有レンタルサーバのデメリット

  1. 共有サーバですので、同じサーバに同居する人がやっている事に性能が引きずられる事があります
  2. root権限はありません。php.iniやmy.cnf等、設定ファイルを直接書き換える事が出来ません
  3. 2と連動していますが、root権限が無いので、出来ることに制限があります
  4. 初心者以外にはあまりおすすめしません
  5. 負荷がかかるようなサービスを展開していると、このプランの契約では契約を続けられないという通達が来ることがあります
  6. 単一ドメインでしか使えないという場合があります

代表的な事業者

専用レンタルサーバ

専用サーバは共有レンタルサーバと違い、一台のサーバを専有出来ます。スペックも選び放題ですし、自分の環境に合わせて選択する事ができます。

専用レンタルサーバの種類

専用レンタルサーバには大きく分けて2つの種類があります。マネージドサーバとそうではない専用サーバです。

(フル)マネージドサーバというのは、OSアップデートやセキュリティ対策等は、事業者にお任せするプランになっており、共有レンタルサーバを卒業したてなのだけど、サーバに関するノウハウがあまりなくて不安という場合にはこれが良いでしょう。

マネージドサーバではない場合は、初心者では危険です。何から何まで自分で設定する必要がありますので、ノウハウを持ってからにしましょう。

専用レンタルサーバのメリット

  1. 専用ですので、共有レンタルサーバの時の様に、同居者の心配をする必要がありません。いくら負荷をかけても自己責任ですので契約を切られるという事はありません
  2. root権限が付与されています。サーバの設定はいくらでも書き換え放題です。なんでも出来ます

専用レンタルサーバのデメリット

  1. 環境を専用に作るので初期費用がそれなりにかかります
  2. マネージドサーバでない場合は、セキュリティに気をつける必要があります
  3. ランニング費用はスペックにもよりますが、それなりにかかります。自分の場合は年間数十万とか平気でかかってました

VPS

VPSとは virtual private serverの略です。仮想専用サーバですね。共有レンタルサーバと同じく、一つのサーバを何人かの契約者で共有するのですが、サーバ内に仮想環境が契約者の人数分作られており、契約者はまるで専用サーバを契約したかのように設定することができるのが特徴です。

VPSのメリット

  • コストは共有サーバより高く、専用サーバより安いというイメージ
  • root権限がある場合がほとんどですので、設定は自由です
  • 事業者によってはweb上にかなりの知見が共有されています

VPSのデメリット

  • 専用サーバと同様なので、セキュリティ設定やOS等のアップデートは自分でする必要があります
    • 一部マネージドVPSというものも有ります
  • 仮想環境とはいえ共有サーバなので、専用サーバほど安定はしませんが、気になった事はあまりないです

VPSについては、国内VPS事業者まとめというページを作りましたのでそちらもご参照ください。

クラウドサーバ

クラウドサーバとは、クラウド環境で構築されたレンタルサーバサービスの事です。今まで紹介したサーバはいずれも一つのサーバに対して何かをするというサービス形態ですが、クラウドサービスの場合は複数台のサーバで環境が構築されています。

クラウド環境なので、VPSと同様に仮想環境です。

クラウドサーバのメリット

  • サーバのスケールアップ、スケールダウンが簡単です。その為、突発的なアクセス増への対応などが簡単にできます。
  • 仮想環境なので時間貸しなパターンが多いです。
  • スナップショットが取れる等の環境があったりします
  • クラウドの強みをいかすことで、価格帯は比較的安く設定されています

クラウドサーバのデメリット

  • 自由度が高い分、作業が複雑になりがちです

代表的な事業者

WordPress特化型サーバ

WordPressを使って自分のブログをやりたい!という人がかなり増えたのでしょう。Wordpressに特化してチューニングされたサーバを提供している事業者がいます。こういう事業者のWordpressは、専用に開発がされている事があり、管理画面も少し変わっていたりしますね。
スピードを向上するための施策が施されていたりしますので、Wordpressでブログをやりたいんだ!というニーズのみであれば、こういう特化型サーバをかりるというのが良いだろうと思います。
初めてサーバをかりるという人は、安いサーバをかりてひとまずWordpressを立ち上げるのではないかと思うのですが、段々と処理能力に不満が出てくる時がくるでしょう。もっと早いサーバが欲しいけど、自分でチューニングする技術は無い。少し値段の高いサーバに移行すれば良いとは思うのだけど、果たしてそれだけで良いのだろうか…という時に特化型サーバを選ぶと幸せになれるのではいかなと思います。

WordPress特化型サーバのメリット

  1. 何はともあれWordpressに応じたチューニングが成されている
  2. チューニング技術を持っていなくても安心
  3. 安価なサーバを使っていて処理能力に不満が出てきた時の選択肢として良い

WordPress特化型サーバのデメリット

  1. いわゆる共有レンタルサーバなので、自由度が高いわけではない

WordPress特化型サーバの代表的な事業者

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公開日:
最終更新日:2016/02/21